店舗アプリ作成サービスで重要な管理画面の見やすさ
自分のお店の店舗アプリを利用したいと考えたときに、大切なのは管理画面の見やすさなど使い勝手のよさを考慮することです。使いにくいアプリを導入すれば余計な負担がかかり逆効果となってしまうこともあります。今回は、店舗アプリの管理画面でチェックすべきポイントをご紹介します。
認知しやすい文字フォントであるか
一般のウェブサイトでは印象付けやコンセプトの表現の一貫として、文字フォントの設定も重要です。しかし、店舗アプリの管理画面のように頻繁に利用する画面においては、イメージよりも「読みやすさ」を優先するべきでしょう。読みやすさには「文字が認識しやすいこと」や「読み間違いをしにくいこと」、この要素から適したフォントを使用しているアプリ作成サービスを選択するのが賢明です。
それに加えて「かんたんに認知できる」という点も大切になります。というのは、人が好意的な印象をいだく要素に「日頃慣れ親しんでいるもの」ということが大きいといわれているためです。
個性的で凝った文字デザインよりも、ふだんの生活でよく見ている文字フォントのほうが、頭の中で情報を処理するのに効率がよいということになります。参考に、よく利用しているアプリなどの管理画面を見て、どんなフォントが使われている事が多いかをチェックしてみるとよいでしょう。直感的に見やすい、と感じるものには共通点があるはずです。
シンプル構造でレイアウトが優れたもの
店舗アプリの管理画面は、ものによっては構造が複雑になっているものもあります。情報が整理されていないものは当然見にくく、逆に整理が細かすぎて構造が多層になってしまっていると、使い勝手という点ではマイナスです。できれば構造は2層までで、ビジュアル的に一目で把握できるものが理想的です。
また、どの階層も同じタブを使用しているよりは、階層ごとに異なるナビの仕方が工夫されているアプリだとよりよいでしょう。さらに、レイアウトの工夫がされているか否かでは、かなり使い勝手も異なってきます。たとえば、ウェブサイトなどではユーザーの視線がどう動くか、それをコントロールすべく作成ノウハウがあります。
管理の画面においては情報も多く、利用者はどこから見ていくとスムーズにアクションが進みやすいか、いわゆる「視線の誘導」が重要になってくるわけです。
一般に、画面を見たときの人の視線というのは「Z型」といって、視線が左上から右上へ、そして左下から右下という順で動くものと、「F型」といわれる左下から右上、左下から右下と動くパターンがあります。その導線に合っていない場所に重要なボタンがあっても、ユーザーは認知しにくくなってしまうのです。
カスタマイズが可能なアプリは業務効率も上がる
たくさんの情報量を持つ店舗アプリの管理画面は、ユーザーが利用したいアクションにすぐにたどり着けるかが大切で、その点も見やすさ・使い勝手を決める大切なポイントだといえるでしょう。とくに、担当スタッフごとによく使用する設定画面はいつも決まっているケースも多く、その都度トップから詳細画面に入っていくのは面倒に感じることも多いはずです。
したがって、このような使い方の傾向を考慮すれば、ユーザーが自分でよく利用する設定画面やメニューを、自在にカスタマイズできる店舗アプリのほうが断然便利だということになります。実際に、アプリ作成サービスが提供しているものの中には、「ショートカット」が利用できるものもあります。
たとえば、情報更新が頻繁にされる設定画面があれば、トップページには自動的にショートカットが作られ、簡単にアクセスできて便利です。利用画面に辿りつくまでスムーズならばノンストレスで、業務効率という点でもメリットとなりますので、ユーザーごとのカスタマイズ性が高いアプリを選ぶとよいでしょう。
ここでは、店舗アプリ作成サービスを利用する際に大切な、管理画面に着目してきました。ポイントは、認識しやすいフォントやシンプル構造、そしてユーザーごとにカスタマイズが自在なものが、見やすさや使い勝手という点で優れているといえるでしょう。